皆様の中にも高齢者とのコミュニケーションの取り方についての悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
例えば耳が遠かったり、痴呆症が進行してしまってこれまで何気ない日常生活の中で簡単にできていたことが難しくなってしまうのが高齢者と関わっていく中で立ちはだかる問題のひとつでしょう。
そんな時、身体が衰えてしまった高齢者にも伝わりやすいコミュニケーションの方法があればな…と誰もが考えますよね?
そこで今回はそんな方法のひとつである「手話」についてのお話をしていきましょう!
手話とはそもそもどんなものなのか?
どうやって勉強していけばいいのだろうか?
などなど、手話に関する疑問や対策について触れていきたいと思います!
それでは参りましょう!
目次
1 手話とは?

それではまず始めに、そもそも手話とはどんなものなのか?というところからお話ししていきましょう!
手話とはその名称通り、手で話す言葉として耳の遠くなってしまった高齢者や病気で耳に何らかの障害を抱えてしまった方へのコミュニケーション方法として認知されています。
私たちの誰もが情報の多くを耳で得るのに対し、手話を必要とする方は聴くこと自体に障害がありますから「目」から情報を得るのがメインになります。
そこで編み出されたのが手話であり、耳が聴こえない「ろうあ者」と聴こえる人を繋ぐものとして活躍しているものなのです。
それでは続いて、手話の種類や実際に必要になる場面についてのお話をしていきましょう!
2 手話の種類と必要になる場面

2-1 種類
手話は実は2種類あり、
- 日本手話
- 日本語対応手話
この2つに分けられます。
日本手話はろうあ者が使用するもので一般的なイメージの手話はこれにあたります。
日本語対応手話は私たちのように聴こえている側が使用するもので、日本語の文法に沿って単語を組み合わせて使用するもののことを言います。
2-2 場面
手話が必要になる場面としては主に、
- ろうあ者の在宅介護をしている家庭
- 老人ホームなどの介護施設
- 電車やバスなどの公共機関をろうあ者が利用する時
- ろうあ者が買い物や外食をする時
などが挙げられます。
ろうあ者にとっての手話というものは私たちが当たり前に使っている声や言葉と同じです。
なのでその代わりになるコミュニケーションツールとして、ろうあ者の生活の中には必須なものということになります。
例えば手話のノウハウがない状態でろうあ者がコミュニケーションを求めてきた場合にはどうすれば良いでしょうか?
自分は手話ができないから放っておく…というわけにはいきませんよね?
耳が聴こえなくなってしまっても、人と人との繋がりというものは時に言葉が必要ない時があります。
それは表情であったり仕草であったり、実際に伝えてあげたいことを文字に書き起こすなど、コミュニケーションの方法は手話の他にいくらでもあります。
ですがやはり覚えておいて損はないものなので、次からの節では実際に手話を使えるようになるためのお話をしていきますね!
3 手話でよく使われる単語

例えば自分が生活する身近な場面に手話が必要になることが多い、という場合に関しては詳しく覚えておく必要が出てきますが、いわゆる「よく使われる単語」を覚えておくだけでも十分にろうあ者を助けることができます。
よく使われる単語の種類としておさえておきたいのは、
- 挨拶
- 日常で使用するもの
- 聴く、呼ぶなどの動作
- 感情を表現するもの
などがあります。
この中からいくつかの例を挙げておきましょう。
3-1 挨拶
まずは、おはようから。
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=-uAu8pdEw1g
続いて、おやすみ。
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=SHQXM3Yx5aY
こんにちは、ありがとうなどもありますね!
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=WGeeszzY9g0
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=81l_YwjTZok
ごめんなさい、などもおさえておきたいですね!
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=wD9uENXr6Ns
どれも複雑なものではないので覚えておいて損はないですね!
3-2 日常で使用するもの
日常会話で使用する頻度の高いものの例として、まずは服。
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=Sy5D7pN0X9c
同じく、帽子。
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=eHw0AbaHWII
スカイツリーなどもあるようです!
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=yFq4LKgEu-U
これらの手話は主に会話の幅を広げるのに役立ちますね!
3-3 動作
会話だけでなく、動作に関することも手話で表現できますね。
例えば、立つ、座る。
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=kXr_0AR2qns
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=5IKljpowIQM
降りる、電気をつけるなどのものもありますね。
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=lrcjAe2oXv4
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=w1sL9uVad0Y
3-4 感情
手話の中には最低限の会話に必要なものばかりではなく、感情を伝えるものも多くあります。
例えば、好き、嫌い。
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=cSuv7SLqdMc&list=PLBoVDtQmhRvNEehT5ZXphmNC3B_NO3X6y
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=vHW1gd123OE&index=2&list=PLBoVDtQmhRvNEehT5ZXphmNC3B_NO3X6y
喜んだり悲しんだり、怒った感情も手話で表現できますね!
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=B4WnPGEkqh8&index=10&list=PLBoVDtQmhRvNEehT5ZXphmNC3B_NO3X6y
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=7wQbr6VClgw&index=11&list=PLBoVDtQmhRvNEehT5ZXphmNC3B_NO3X6y
動画出典:https://www.youtube.com/watch?v=WxJH4Uy_WW8&index=12&list=PLBoVDtQmhRvNEehT5ZXphmNC3B_NO3X6y
情報を伝えるものとしてではなく、会話として手話を会得したい場合にはこちらも覚えておきたいですね!
4 手話の勉強の仕方について

よく使われる手話の一部を紹介してきましたが、私たちの日常会話同様に数え切れないぐらい多くの単語があります。
それを会得する、ということになるとやはりそれなりの勉強が必要になってきます。
ここでは手話の勉強方法についてお話しましょう!
手話の勉強法として適しているのは、
- 本を見て実践
- DVDなどの動画を見て覚える
- 実際に会話として使用してみる
- スクールに通ってみる
などが挙げられますね。
また、最近では手話を会得するためのスマホアプリなどもあるようです。
進歩しましたね…!
手話に限らず「知識」というものは実際に使ってみるのが一番身につけるには近道なので、実践に値する知識を事前に身につける、という勉強が良いかもしれませんね!
5 手話を勉強したい!おすすめの教材

ここでは手話を勉強するときに使いたいおすすめの教材をいくつか紹介したいと思います!
最近ではDVD付きの教材も多く販売されていますので実践を交えながら勉強することが可能になっていますよ!
5-1 DVDつき ゼロからわかる手話入門

画像出典:https://goo.gl/odJMDE
全くノウハウがなく、これから手話の勉強を始めたい方にぴったり!
5-2 早引き 手話ハンドブック

画像出典:https://goo.gl/xt182z
日常でよく使う手話をすぐに知りたい!というときにはこちらが便利!
5-3 DVDで学ぶ手話の本

画像出典:https://goo.gl/KsqkyU
こちらは資格試験にも対応しているテキストです!
5-4 DVDだからよくわかる基本の手話

画像出典:https://goo.gl/r7kuQc
DVDを見ながらわかりやすく基本を習得できますよ!
5-5 〈文法が基礎からわかる〉日本手話のしくみ

画像出典:https://goo.gl/zcgwRF
実践面だけでなく、手話のしくみも知りたい方にはこちら!
最近ではインターネットでの買い物が主流になってきたこともあり、テキストなどの資料も大抵はネットで手に入れることができます。
その為、自宅での勉強がメインになるという方も多いのではないでしょうか?
しかし、経験が少ないと自分だけでは限界がある…などというときには手話を教えてくれるスクールもあるので、通ってみるのも良いかもしれませんね!
まとめ

いかがでしたか!?
今回は耳が不自由なろうあ者とのコミュニケーション法である手話についてご紹介しました!
皆様もテレビを見ていると画面の右下に枠があってそこに手話を使っている方が一緒に映っている、という光景を目にしたことがあると思います。
また、ドラマで取り上げられたりと実は私たちの生活でも触れようと思えば簡単に触れることができる「きっかけ」自体はあります。
ですが実際に必要にならないと触れようと思わないのが普通ですよね…?
しかし、現代の日本は高齢化社会!
いつ私たちに身近な存在になるかわからない手話というコミュニケーションツールをあらかじめ知っておくのはとても価値のあることと言えるのではないでしょうか?
今回の内容をきっかけに手話に対して皆様が前向きな気持ちを持っていただければ幸いです!
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