まだら認知症ってどんな認知症?原因や症状、対策について

pronica

「認知症にもたくさんの種類があるんだね。」

「認知症にも軽いとか重いとかがあるのかな?」

「認知症になると一気に症状が出てくるのかな?」

介護に関わる問題だけではないと思いますが、様々な種類や症状がある病気に関して知識を身につけていこうと思うと、

「いざ調べてみたら思った以上にたくさんの種類があってその全てについて知っておかないと!」

と、なることがあるかもしれません。

認知症にも同様のことが言えます。

認知症という一括りだけでも様々な種類があり、そのひとつひとつに原因や症状の違いなどの特徴があるのです。

認知症を知り、ご自身の家族を守るためには今後なりうる可能性があるものの知識を少なくともある程度は皆様が身につけなければならない時代になってきました。

これまで様々な認知症についてご紹介してきましたが、今回は少しこれまでとは違ったタイプの認知症についてお話ししていきたいと思います。

皆様は「まだら認知症」という言葉を聞いたことがありますか?

認知症というものが身近でない以上、あまり聞くことがないかもしれませんが、こちらも高齢化社会の今、身近な方のすぐそばにあるかもしれないものなのです。

では一体どう言ったものがまだら認知症と呼ばれるものになるのでしょうか?

今回はまだら認知症がどのような認知症なのかについてご紹介していきます!

画像出典:http://www.irasutoya.com/

1 まだら認知症とは?

画像出典:https://be-nurse.com/three_major_dementia_early_symptoms/2/

それではまず、まだら認知症とはどう言った認知症なのか?といった疑問から解消していきましょう。

そもそもまだらってどういう意味?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

まだらとは、

「ある現象においてそれが現れたり現れなかったりすること」

「はっきりした部分とそうでない部分があること」

といった意味合いがあり、まさにまだら認知症の特徴のことを言っているのです。

まだら認知症とは、認知症という言葉を使ってはいますが、「まだら呆け」「まだら痴呆症」と呼ばれることもあり、実際には認知症には分類されないのです。

症状も他の認知症とは少し異なり、症状が現れたり現れなかったりするタイプなのです。

それでは、まだら認知症の原因や症状についても詳しく触れていきましょう。

1-1 何が原因で発症するのか?

まだら認知症は、以前もご紹介したことがある「脳血管性認知症」によって発症するものなのです。

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管の疾患が原因で発症します。

その際に、脳内の血流が良くなっているところと悪くなっているところが出てきます。

その箇所ごとによって血流の流れが変わり、さらにその時その時で状態の良し悪しも変わってくるので症状が出たり出なかったりといったことが発生してくるのです。

これが「まだら認知症」です。

また、高血圧による動脈硬化も脳梗塞を引き起こす原因となりますので、同時にまだら認知症を引き起こしやすい原因と言われています。

1-2 どのような症状があるのか?

それでは、まだら認知症になってしまうとどのような症状が見えてくるのでしょうか?

先ほども触れましたが、まだら認知症の特徴は症状が出たり出なかったりするということです。

例えば、

「記憶力や計算力に関わるところで障害が見えるが、判断力や理解力、常識面には差し支えない。」

などというように、症状がまだらに見えてくるといった特徴がありますね。

1日の中でできる時とできない時が出てくるのもまだら認知症の症状の特徴です。

「朝にはできていた着替えが夜にはできなくなっている。」

などというように朝には調子が良かったのに夜になったら不調になるといった症状が出たりします。

これは本人の意思の問題ではなく脳の血流の問題で、血流が悪くなってしまうと頭がぼーっとしてしまいますのでこれまでできていたことができなくなってしまいます。

こういった症状が出たり出なかったり、というのがまだら認知症の怖いところですね。

記憶に関わる症状のほかにも、頭痛や手足のしびれ、言語障害や歩行障害といった体に現れる症状もあります。

また、脳梗塞などの病気の発症から急速に症状がで始める場合もあります。

脳梗塞や脳出血になっていないのにまだら認知症のような症状が見えてきたら注意が必要です。

もしかするとそれは気づかないうちに小さな脳梗塞が起きている可能性があります。

「無症候性脳梗塞」「隠れ脳梗塞」とも言われており、細い血管に対して起きる小さな脳梗塞です。

このちいさな脳梗塞が行くつもできてしまうと、気付くとまだら認知症の症状を引き起こし、気付かない場合だと大きな脳梗塞に繋がってしまう場合もあります。

小さな脳梗塞を発症すると大きな脳梗塞へ発展してしまう可能性がグンと高くなりますので、まだら認知症のような症状が出始めたな、と感じたらすぐに診察を受ける必要がありますね。

2 まだら認知症と関わる認知症

画像出典:http://www.skincare-univ.com/article/009670/

2-1 脳血管性認知症

先ほども触れたように、まだら認知症は脳血管性認知症と深い関わりを持っています。

まだら認知症を知ることは脳血管性認知症を知ることになり、脳血管性認知症を知ることはまだら認知症を知ることになります。

まだら認知症の症状が出たら脳血管性の病気を疑うようにして、小さな脳梗塞を初めとした脳血管性の症状の発症=まだら認知症になる可能性があると考えておきましょう。

脳血管性認知症について触れた内容も合わせてご参照ください!

2-2 アルツハイマー型認知症

「アルツハイマー型認知症もまだら認知症と関わってくるの?」

と、思う方もいらっしゃいますよね。

脳血管性認知症とは異なり、アルツハイマー型認知症になることがまだら認知症につながるというわけではありません。

ですが、アルツハイマー型認知症とまだら認知症の症状の違いは把握しておいたほうが良いでしょう。

アルツハイマー型認知症は認知機能全般に関わってくるもので、症状も段階的に進んでいくのが特徴です。

反対にまだら認知症は先ほど触れたように日によって症状に違いが出てきたり、その日の中でできるできないといった症状が現れるものです。

まだら認知症だと思っていたけど日に日に悪くなっていくな…と感じたらアルツハイマー型認知症を疑う、といったように症状が異なるからこそ知っておくというのは大切かもしれません。

アルツハイマー型認知症について触れた内容もご紹介しておきますのでこちらも参考にしてみてくださいね!

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3 まだら認知症の予防法は?

画像出典:https://hapila.jp/prophylactic-dementia

続いては、まだら認知症を予防するにはどうしたらいいの?といった不安を解消するためのお話しをしていきましょう。

まだら認知症の原因に脳血管性の疾患が関わってきますが、これらの発見は病院での検査を受けないと発見することは難しいです。

ここでご紹介する予防については、高齢者自身、またはご家族の方がすることができる予防法となります。

まだら認知症の予防には主に、

  • 日頃から血圧の管理をして高血圧にならないようにする
  • 塩分を取りすぎないようにする
  • 乳製品を摂取するようにする
  • 高齢者は水分不足になりやすいのでこまめな水分補給をする
  • 動脈硬化を予防するために喫煙を控える
  • ウォーキングなどの軽めの運動を習慣づける

などがあります。

これらの手段はまだら認知症を予防するものであり、脳梗塞などの脳血管性の病気の予防につながるものになりますので日常生活の見直しや生活習慣の改善といったご自身で始められることをしっかり行いましょう!

4 まだら認知症は完治するのか?改善策や治療法

画像出典:https://athome-kaigo.jp/vascular-dementia

まだら認知症は先ほど触れたように、アルツハイマー型認知症のような段階的に進行していくものではありません。

まだら認知症のはずなのに日ごとに症状の違いが出るのでなく段階的に進行しているように感じる場合はアルツハイマー型認知症を併発している可能性がありますので早めに診察を受けましょう。

もちろん悪くならないほうがいいのが大前提ですが、まだら認知症以外の進行についても知っておくことでもしもの時に対応ができますので知っておくと良いでしょう!

まだら認知症の治療としては、まず第一に原因となりうる高血圧や動脈硬化などの有無の検査をするところから入ります。

そこでまだら認知症の危険因子となる要因が発見されればその要因の改善に向けた治療を行っていくということになります。

ですが脳血管性の病気の治療法はあっても、まだら認知症に治療法としてのものや治療薬は確立されておりません。

ですのであくまで原因となる疾患の治療をしっかり続けていくというのが重要になります。

また、ご家族の方と一緒に散歩などの軽い運動を兼ねたリハビリや、昔の話をしたりする「回想法」も効果があるので本人の意思を尊重しながら行っていきましょう。

5 身近な人がまだら認知症になってしまったら?

画像出典:http://cmedicalcenter.net/survey/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87/

それでは最後に、ご自身の身近な高齢者がまだら認知症になってしまった時にどういった対応が望ましいのかについてお話しさせてください。

まだら認知症患者への対応は主に、

  • できないことより得意なことを率先させてあげる
  • できないことを無理強いはしない
  • 全てのことではなくできないことだけの介助をする
  • 介護施設などと連携をとって症状ごとの対応を考える
  • 周りの環境があまり変わらないように配慮する

などといったことが挙げられます。

本人の気持ちや、症状がまだらになってしまって普段の生活の中での行動に差が出てしまうことをご家族が理解してあげるのが最も重要と言えるかもしれませんね。

まとめ

画像出典:https://athome-kaigo.jp/initial-symptom-dementia

今回はまだら認知症についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

認知症と名前はついていますが、認知症には分類されないまだら認知症。

ですが、認知症ではないからといって油断して放置してしまったり、適切な予防や治療を行わないと取り返しのつかないことになってしまいます。

私たちも、今までと違った症状が起こると不安ですよね?

高齢者だってもちろん同じ…いや、もしかすると私たち以上に敏感になっているかもしれません。

しかもその症状が日によって異なれば、

「次にいつ悪くなるのかな…?」

と不安に思うことでしょう。

知識はもちろんですが、高齢者が日々笑顔で安心して過ごせるように理解をするのが私たちにできる何よりのサポートではないでしょうか?

体はもちろん、心も助けてあげるのも大切ですよね。

今回ご紹介した内容が皆様にとってまだら認知症が身近なものになると共に、高齢者に対する理解を深めるためのきっかけになることができれば幸いです。

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