こんにちは、フィジカルマネジメント太陽堂の中田です。
今回は、ご自宅でもできるリハビリのお話です。
リハビリってデイサービスにあるようなマシンがないとできないって思っていませんか?
私がリハビリデイサービスの機能訓練指導員をしていたときもそんな質問をよく受けました。
身近なものを使って、ご自宅でも簡単にできるリハビリを1つ紹介します。
その名も、
「落とさずできるかな?四頭筋訓練」です。
名前は気にしないでください(笑)

柔道整復師。
整骨院勤務、機能訓練特化型デイサービスの施設長等で15年で30000人以上を施術の経験をもつ。
「1人1人が違うように、1人1人に合わせる施術」がモットー。フィジカルマネジメント大陽堂を設立し、訪問施術を行う。現役世代の疼痛予防体操の出張講座等「予防」に力を入れた活動も行う。
1 四頭筋の働きって何?
大腿四頭筋の働きは、膝関節の伸展(膝をのばすこと)です。
実際どのように、私たちの普段の動きに関わっているかというと、
下り坂を降りるときなどにスピードが出過ぎないように、ブレーキの役目を果たします。
スポーツの時、ダッシュしたり、急ブレーキするときにも大腿四頭筋を使います。
バスケットボールやサッカーをしたあとは、ももがガクガクになるような経験ありませんか?
これは大腿四頭筋を使っているからなんです。
また、膝から上の体重を支える役割もあります。
膝が悪い方にお医者さんが「大腿四頭筋をきたえなさい」と言うのは、この役割があるからです。
○大腿四頭筋が低下
↓
○上体を支えきれず、関節に負担がかかる
↓
○関節面を広くすることで、支えようとする
↓
○関節面が変形し、関節面の変形により周囲の筋肉や神経に痛みがでる
私は膝の痛みについてはこのように考えています。
なので大腿四頭筋をきたえることが必要ということですね。
2 四頭筋訓練のために用意するもの

画像出典:http://uchida-co2.com/
- ポケットティッシュ(よく配ってますね)
3 「落とさずできるかな?四頭筋訓練」のやりかた

1.両足が床につくイスに座ります。
2.きたえる側の足を床から少し浮かし、膝の上にポケットティッシュを乗せます。(ももの部分)

3.ポケットティッシュを落とさないように膝をゆっくり曲げ伸ばしします。
4.10回程度くりかえす。
膝が悪い方はお医者さんから「ももの筋肉をきたえなさい」と言われたことがあるかと思います。
筋トレをするときは、鍛えたい筋肉を意識しながら行うと効果が出やすいとされています。
でも、四頭筋の筋トレって意識しずらくありませんか?
なんか足首に意識いっちゃったり。
なのでポケットティッシュを乗せることで、落とさないようにと意識が膝の上にいくようになります。
乗せるものは、ポケットティッシュでなくても大丈夫です。
ハガキでもミカンでも、テレビのリモコンでもできます!(軽い方が膝にやさしいです)
私のいたデイサービスでは、お手玉を使っていました。
ご自宅で簡単にできるので、ぜひお試しくださいね。
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