こんにちは、フィジカルマネジメント太陽堂の中田です。
リハビリってマシンとか特別な道具がないとできないと思っていませんか?
今日も自宅で簡単にできるリハビリを1つご紹介します。
「痛いときはやめてね!チラシちぎりで指先トレーニング」
(ネーミングセンスなくてすみません。)
最近、指先にうまく力が入りにくくなって字を書くのが下手になった、と思うことありませんか?
また、納豆に付いてるカラシの袋をあけるのが、大変になったりしてませんか?
それって指先のつまむ力が落ちてきているからかもしれません。
ちぎる動作は指先をしっかり意識するトレーニングになります。
細かいものも、つまめるように紙をちぎっていきましょう!

柔道整復師。
整骨院勤務、機能訓練特化型デイサービスの施設長等で15年で30000人以上を施術の経験をもつ。
「1人1人が違うように、1人1人に合わせる施術」がモットー。フィジカルマネジメント大陽堂を設立し、訪問施術を行う。現役世代の疼痛予防体操の出張講座等「予防」に力を入れた活動も行う。
目次
1 つまみ方の種類
一口に「つまむ」といっても、4種類あり使う筋肉も違います。
1-1 指先つまみ
楊枝など細かいものをつまむときに使います。
使用する筋肉
①深指屈筋

②長母指屈筋

※長母指屈筋の筋力が低下すると指先でペンや小さな物を持つのが大変になります。
1-2 指腹つまみ
ペットボトルの蓋をあけるときなどに使います。
ちなみに、ペットボトルのフタがあけずらいという方は、ペットボトル本体も回してみてください。フタがあけやすくなります。
使用する筋肉
③短母指屈筋

④掌側骨間筋

⑤短母指外転筋

⑥母指内転筋

※短母指外転筋が低下すると、大きなものを把握できなくなります。
1-3 横つまみ
タバコを吸うときなどに使います。
使用する筋肉
⑦第2背側骨間筋

⑧第1掌側骨間筋

※背側骨間筋は、水かきの筋肉です。
1-4 鍵つまみ(側腹つまみ)
鍵を使うときなどに使います。
⑨背側骨間筋

⑩母指内転筋

※母指内転筋が低下すると、こぶしを強く握れなくなります。
2 「痛いときはやめてね!チラシちぎりで指先トレーニング」のやり方
2-1 用意するもの
- 破いてもよいチラシ2枚(A4くらいでOK)
- ゴミ箱
2-2 やり方
1.チラシを1〜2センチくらいの幅でビリビリ破いて切り離します。

2.上でできた1〜2センチ幅の細長いチラシをまた1〜2センチ毎に破きます。

※親指と人差し指ばかりでなく、中指や薬指、小指でもやってみましょう。
3.紙吹雪で使用しないならば、ただのゴミなのでゴミ箱に捨てます。

4.利き手だけでなく、反対の手でもう1枚のチラシを破ります。
ちぎる時も、同じやり方ばかりでなく、押すようにしたり引くようにしたり、親指以外の指の腹を使ったり、側面を使ったりといろいろな方法を試してみてください。
ちぎる動作だけでも、指ってこんなに使い方いろいろあるんだと感心できますよ。
私のいたデイサービスでは、指先にうまく力が入らないという方に、紙をちぎるリハビリをしてもらいました。
やってるうちに、指先に力が入るようになった!と言っていただけました。
その方はとても几帳面な方でしたので、いつもちぎった紙の山がキレイに積み上げられていました。
積む方がリハビリになっていたかも。
紙をちぎった後は、しっかり手首を回したり、前腕を伸ばしたり、指をそらしたりケアもしていきましょう!
※注意
腱鞘炎など手首の痛みがある方は、悪化するのでやらないでくださいね。
最後に
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