「自律神経失調症」という便利な逃げ言葉。症状を東洋医学の観点で考える

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よくよく耳にする「自律神経失調症」という病気。

その定義を調べてみても、動悸や食欲不振から肩こりや腰痛まで、体調不良のデパート状態で、まったくもって曖昧なものです。

今回は東洋医学から見た「自律神経失調症」に関してのお話です。

坂井祐太

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師。都内鍼灸院での勤務の後、2014年に江戸川鍼灸院を開院。

「最小限の刺激で最大限の効果を」を理念に、一度の施術で使用するツボは1~3箇所とごく少数なのが特徴。

院内診療の他、在宅診療にも積極的に行っており、望まれる全ての方に東洋医学を届けられるよう、日々臨床に取り組んでいる。

1 「自律神経失調症」は症状の原因を特定できない場合の逃げ言葉になってしまっている

自律神経というのは、「体内の機能を無意識のうちに調節してくれる神経」のことであり、身体には自律神経が関係しない器官はほとんどありません。

そのため、どんな不調であっても自律神経がまったく関わらないものはほとんどありません。

そんなわけですから、自律神経失調症という病名は、不調はあるんだけど検査数値や画像などで原因を特定できない時に仕方なく付ける、便利なものとなってしまっているのです。

かみくだいて言えば、「原因がよくわからないから自律神経失調症ということで!」みたいな感じでしょうか。

2 東洋医学から見た自律神経失調症

東洋医学・鍼灸医学では、西洋医学的検査の結果に関わらず、患者様が現在抱えておられる「症状」を相手にします。

そのため西洋医学的に原因がよくわからない症状であっても、東洋医学的に原因を突き詰めることで治療することができます。

西洋医学と東洋医学では見方やモノサシが違うのです。

見方やモノサシが違うから西洋医学で手こずるものが、意外と簡単に治ってしまったりするわけです。

なかなか解けない「なぞなぞ」であっても、視点を変えると「な~んだ簡単じゃん」ってなることありますよね?

2-1 自律神経を調整するツボというのはどこにあるのか?

とは言っても残念ながら、「自律神経失調症だからこのツボ」というような便利なツボはありません。

そもそも東洋医学には「自律神経」という言葉はなく、それを直接相手にしていません。

どういうことかと言うと、東洋医学はあくまで「気血水」「五臓六腑」という考え方で人体を分析し治療する医学であって、神経やホルモンという考え方はないんです。

自律神経失調症であってもそれ以外の病気であっても、「気血水」や「五臓六腑」という考え方で診断・治療を行います。

ですので、例えば下痢の患者様A、頭痛の患者様B、ひざ痛の患者様Cがいたとして、東洋医学的に見てその根本原因が同じであれば、まったく同じツボを使うということも日常的にあります。

逆を言えば、同じ過敏性腸症候群の患者様D、患者様E、患者様Fがいたとして、東洋医学的に見てその根本原因が違えば、使うツボが異なるということも普通にあります。

このような理由から○○にはこのツボ!という紹介はあえてしておりません。

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3 ツボと時代背景

例えば、「奥の細道」で有名な松尾芭蕉が足の三里というツボにお灸をすえ、胃腸の健康を保ちながら旅をしたという話がありますが、現代人には不適応であることも多々あります。

というのは、松尾芭蕉は江戸初期という今ほど食べ物が充実していなかった時代の方で、栄養状態に恵まれない中で旅をしなければいけない状況下であったため、その不足分を足の三里のお灸で補っていたわけです。

この足の三里お灸を、運動量が少なく栄養過多の現代人にするとどうなるか?

何も起こらなければまだ良い方ですが、余計な熱を加えることで別の体調不良を起こしてしまうことだってあります。

まとめ

ツボというのは確かに効きます。

びっくりするような効果がでることだってあります。

だからこそ運用を間違えると身体を壊すことだってあるんです。

餅は餅屋。ツボのことなら鍼灸師にご相談ください!

最後に

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