今回はこれまでと少し視点を変えて以前もご紹介した歩行補助杖について触れてみたいと思います。
歩行補助杖は車椅子とは違って散歩などの外出で高齢者本人が使うものになります。
「外には出れるけど支えがないと心配…」と介護者も高齢者本人も思いますよね。
でも杖を持って出歩けば多少は不安も和らぐし、外に出ることに前向きになれて気持ちも明るくなると思いませんか?
そしてもちろん歩行補助杖にも様々な種類があります。
今回は歩行補助杖にどんなものがあるのか主な種類と購入金額についてご紹介します。
以前歩行補助杖について触れた内容は以下の記事を参照ください。
画像出典:http://nursing-care.org/index.html
1 一本杖
1-1 特徴
杖としてはもっとも一般的な形です。
普及率もこちらが一番ではないでしょうか。
グリップ部分と一体になっており、シャフト部分と合わせて一本ということになります。
片側に傾きがちなバランスを整えてくれる役割を果たします。
足への負担も軽減することもできるので散歩などの外出でとても重宝します。
長く愛用できるのも魅力の一つですね。
シャフト部分が分かれて折りたためるタイプや、伸び縮みするタイプもあります。
旅行やもしもの時の備えにこちらも用意しておけばさらに安心できますね。
1−2 主な購入金額

画像出典:http://www.scrio.co.jp/
- ベストステッキー(杖・つえ)木製杖 直径18mm 長さ85cm 身長約160cm台
- 4,552円
- もっともシンプルな木製のタイプ
- グリップは握りやすい形状
- 腕にかけれるようにストラップもついています

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- アルミステッキ 太型 T字(直杖) 長さ90cm 身長約170cm台
- 2,560円
- 軽量で丈夫なアルミを使用したタイプ
- デザインはシンプルなので様々な服装や場所にも合わせやすい
- グリップ部分のみ木製

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- アルコー1000型座席付ステッキ
- 9,840円
- 杖としてはもちろんベンチとしても使えるちょっと変わったタイプ
- 散歩の休憩やバスや電車の待ち時間などで活躍
- 軽量なアルミを使用しているので持ち運びも楽チン
2 多脚杖
2−1 特徴
一本杖よりもさらに上の安定感を求めている方にオススメのタイプです。
グリップ部分は通常の一本杖と同じような形ですが、脚の部分が3つから4つに分かれるのが最大の特徴です。
地面に接する部分が多いので抜群の安定性を誇ります。
ただし地面が不安定だと接する部分が均等にならないのでどちらかといえば室内での利用向けのタイプです。
安定性が高いので体重をかなりかけても倒れにくいので立ち上がりや座ったりする時のサポートとしても大活躍ですよ!
2−2 主な購入金額

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- エレパイオ クウォードケイン スモール(S)ベース 4点杖・多点杖
- 10,625円
- 4点で支えるタイプ
- グリップが滑りにくく軽量で持ち運びしやすい
- 脚の部分はちょうど階段の幅と同じぐらいの幅

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- 夢ライフ 4点ステッキ ブラック
- 5,900円
- 軽量なアルミを使用した4点で支えるタイプ
- グリップは手にフィットしやすい素材
- 脚部分を回転させる調整用ボタンがついているので左右の切り替えも簡単

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- グッドギア3点杖 棒状(T字杖)タイプ 対応身長136~182cm
- 8,467円
- 3点で坂道での歩行も支えてくれるタイプ
- 65度まで傾くので地面をしっかり掴んでくれる
- 衝撃を吸収してくれるサスペンション機能つき
3 松葉杖
3−1 特徴
松葉型の支柱と横木、転倒防止のための脇当てで構成される二本で一組の杖です。
二本組で安定感に優れているため重たくなってしまった体の自立をサポートするのに適しています。
運動をしなくなって足の筋肉が弱ってしまった方や骨に障害がある方にオススメです。
使用する際はグリップの高さと脇宛の位置を本人が一番使いやすいと感じる場所に調整して使いましょう。
基本的には自立して歩ける方向けの杖になります。
3−2 主な購入金額

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- 楽らっち 松葉杖 軽量サスペンション付クラッチ 2本組
- 9,800円
- 二本セットのものと一本のみの取り扱いが有
- ショックを吸収してくれるサスペンション機能つき
- 9段階もの高さ調節が可能

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- レッドドットクラッチ 松葉杖(2本1組)
- 8,550円
- アルミ製で非常に軽量なタイプ
- 大きいサイズと小さいサイズが選択できる
- プルボタンを使ってグリップの高さを2.5cmずつ調整できるので高さを合わせやすい

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- 折りたたみ松葉杖 ミレニアル・プロ 1本 レギュラー
- 9,048円
- 折りたたみができる珍しいタイプの松葉杖
- 衝撃吸収用のサスペンションも内蔵
- グリップも握りやすいように角度を少し下向きに設定
4 ロフストランド杖
4−1 特徴
主にヨーロッパなどで利用されている医療用の杖です。
一本杖と同様の形状に「カフ」と呼ばれる腕を通せる輪っかのようなものがついているのが最大の特徴です。
カフには大きく2週類あります。
一つは「オープンカフ」と呼ばれるカフ部分がU字型になっていて腕を支えてくれるタイプです。
もう一つは「クローズカフ」と呼ばれるタイプでこちらはカフが腕を囲うようになっており腕を通して支えてくれます。
このカフとグリップの二点で支えることで通常の一本杖よりもさらに安定性が高まります。
体重も分散しやすいので、握力の弱くなってしまった方や下半身に障害のみられる方にオススメです。
両腕にカフを装着して二本使用することでさらに安定感がアップします。
4−2 主な購入金額

画像出典:http://www.scrio.co.jp/
- アルミクラッチ杖 OD-E02 オープンカフ
- 4,800円
- 肘と手の両方で支えるので通常の一本杖で不安な方にオススメ
- オープンカフタイプなのでやや安定性に欠けますが腕は通しやすく使いやすいタイプ
- 高さを10段階に調整可能

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- エルゴグリフクラッチ・クローズドカフ(クローズカフ) ロフストランド レギュラー
- 10,800円
- 腕をしっかり支えてくれるのでオープンカフよりも安定性に優れる
- 安定性に優れる反面、腕から外れにくいので転倒の際などに注意が必要
- グリップから上部、下部共に高さの調整が可能

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- OPOクラッチ 折りたたみ ロフストランド杖 オープンカフ
- 10,400円
- 折りたたみが可能で持ち運びに非常に便利
- 持ち運び用に付属しているバッグも軽量で使いやすい
- グリップに反射板がついているので前からの歩行者や車から見えやすいので暗い道などでも安心
まとめ
今回は歩行補助杖の種類についてご紹介しました。
それぞれの希望や体調によって選ぶ重要視するポイントも様々ですので利用する本人に合わせたものを選びましょう。
歩行補助杖の購入をお考えの方は是非参考にしてみてくださいね!
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