自宅での介護が難しくなってきた方をサポートしてくれる介護施設。
自宅とは違う場所での生活から大きな環境の変化もあるとても重要な話です。
施設の種類や特徴も様々です。
ここでは介護施設の選び方や入居方法、探し方などをご紹介します。
画像出典:http://nursing-care.org/index.html
1 介護施設の種類
1−1 老人ホーム
一口に老人ホームと言ってもいくつか種類がありますのでご紹介します。
- 「介護付有料老人ホーム」
介護が必要な方へ食事や入浴、掃除や洗濯、排泄のお世話などの普段の日常生活に近い生活を提供する施設です。
月額料金の目安は12万円から30万円です。
- 「住宅型有料老人ホーム」
介護スタッフが常駐せず、外部からの訪問という形で介護サービスを受ける事が出来るシステムです。介護サービスの内容は介護付と同様の場合が多いです。
月額料金の目安は10万円から25万円です。
- 「健康型有料老人ホーム」
介護という形態は使用せず、万が一の不安を解消する為の備えとしての役割や、快適な生活を送りたいという方の為の物です。
月額料金の目安は10万円から40万円です。
1−2 グループホーム
認知症や痴呆症など、日常生活を送る事が困難な方を対象にし、5人から9人の複数名のグループを組み共同生活をしていく入居施設です。
月額料金の目安は15万円から30万円です。
1−3 高齢者向け住宅
老人ホームやグループホームへの入居待ちの列が滞ってしまう場合に用いられる手法です。
月額料金の目安は10万円から30万円です。
賃貸物件と同等の扱いとなる為、敷金礼金などの発生がありますが、ご自身やご家族様の住み慣れた馴染み深い土地で介護生活を送れるというメリットがあります。
それぞれの特徴から最適な施設を選択する事で、介護をする方もされる方も少しでも明るい介護生活に近づけますね。
2 介護施設の入居方法
2−1 入居の大まかな流れ
施設や地域の特徴によって違いはありますが
- 近隣で入居したい施設を探す
- 資料請求や電話、メールでの問い合わせを行い施設の特徴や料金などの情報を仕入れる
- 実際に入居したい施設へ見学の予約をし、内部の見学や施設スタッフから情報をもらう
- 介護を受ける方、ご家族の条件に合う施設を選択する
- 体験入居で実際過ごしてみて居心地の良さや生活リズムのパターンを確認する
- 入居費用や月額などの主な費用を確認し、条件に合う所に出会えたらいよいよ契約
こちらが大まかな流れになります。
まずはお住まいの地域と介護を受ける方の状態や希望などをしっかり把握しておく事からスタートになります。
2−2 入居の主な条件
それぞれの施設によって入居の条件に違いはありますが、主に必要とされる条件をいくつか挙げていきます。
- 対象者の年齢
主に60歳から65歳までが対象となります。
グループホームなど施設によっては65歳以上が対象となる場合もあります。
- 介護度
介護が不要な状態である「自立」や介護が必要と判断される「要介護」。
支援と介護が必要とされる「要支援・要介護」。
要支援度は1と2、要介護度は1から5と共にそれぞれ小さく分かれています。
その他に上記3つ全てが当てはまる、「自立・要支援・要介護」の4種類があります。
以上の介護度と施設の条件を照らし合わせる必要があります。
- 身元引き取り人・保証人の有無
入居中の緊急事態の連絡対応や、支払いの連帯保証人としての役割の他、介護者が亡くなってしまった場合の整理なども請け負う事があります。
- 医療依存度
糖尿病を患っている場合や、胃ろうや排泄ケアの必要性など、介護者の状態と施設の条件をしっかり照らし合わせる必要があります。
- 収入
明確な収入の条件は決まってはいないものの、資産や生活保護の有無や支払いを続けられるかどうかなど、それぞれに支払いの計画を行ってもらう必要があります。
施設によっては上記が入居条件になる場合もあります。
3 介護施設の探し方
そもそも自分の周りにどんな施設があってどこにあるのか。
いざ必要になってみるとなかなかわからないですよね。
誰かに話を聞きたくてもなかなか周りに介護のお仕事をしている人もいない…。
そんな時はインターネットを用いて介護施設を扱っているサイトへ行ってみましょう。
ここでは「介護施設」での検索結果に表示されたいくつかのサイトをご紹介します。
よく聞く名前がいくつかありますね。



上記サイトからお住まいの地域を選択すると様々な施設の情報を見る事が出来ます。
写真が載っていたり住所が確認出来たりととても便利なツールになっていますので、ぜひ参考にしてご活用ください。
まとめ
今回は介護施設に関してご紹介してきました。
それぞれの特徴や条件などを要介護者の状態や心境と照らし合わせて「この施設に入りたい!」と思える施設を選んでほしいですね。
介護施設への入所を考える方々の参考になれば幸いです。
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