高齢者の身だしなみを安全に整えるには?介護に関わる整容の3節

pronica

これまで在宅介護で行っていくべきものとして入浴や食事、睡眠の介助などについてご紹介してきました。

これらは健康的な人間としての最低限の生活を過ごして行く上で必要不可欠なものですよね。

今回ご紹介するのはそこから少し視点を変えたところにあります。

「整容」です。

今回は最低限の生活のその先にあるもののお話をしていきたいと思います。

整容とは何なのか?

それを行うことでどうなるのか?

しっかりとまとめていきますね!!

画像出典:http://www.irasutoya.com/

1 整容とは?

1−1 整容の持つ意味

整容とは「身だしなみを整えること」です。

整容は入浴などと同様に健康的な日常生活を送るのにとても大切です。

高齢者だけではなく、全ての人と関わりの深いことですよね。

整容に分類されるものをいくつかご紹介します。

  • 洗顔
  • 目、鼻、耳の掃除
  • 歯磨き
  • 爪切り
  • 整髪
  • ひげそり
  • 化粧

主にこれらの行為が整容とされています。

身だしなみを清潔にするだけではなく、気持ちの面でも関わってきます。

例えば髪型を変えたり、ネイルをして爪を綺麗にしたりとオシャレにも密接に繋がっています。

一日の始まりに身だしなみを整えて気持ちを前向きにしたり、リフレッシュにもなるので重要な行為といえますね。

高齢になってきて介護が必要になってくるととにかくこれらがおろそかになってしまいます。

入浴などとは違って計画的にスケジュールを組んで行うことがあまりないのがおろそかになりやすい原因といえます。

介護として捉えるのであれば確かにあまり優先度が高いものではありません。

ですが整容は身だしなみとしてはもちろん、高齢者の気持ちを前向きにすることにも非常に有効ですので通常の介護同様に細かい気配りが必要です。

1−2 高齢者の理解

高齢者自身が認知症などで身だしなみに無関心になってしまうこともあります。

また、高齢者自身は関心があっても、周りから関心を持たれていないと感じて無関心になってしまうというケースもあるのです。

介護をする際には、身だしなみの介助をするのはもちろんですが、高齢者の身だしなみへの関心を引き出すことも重要になってきます。

介助側の価値観での身だしなみの評価もNGです。

環境によって思うような身だしなみができないということは健康な人にもありますよね。

例えば「今月はお金がなくて美容院に行けない…」なんて時に髪型を笑われたらどうでしょう?

当然嫌な気持ちになりますよね?

そういった思いをさせない配慮も整容の理解には必要になってきます。

高齢者が前向きに身だしなみに向き合えるよう身体面、精神面ともにサポートしていきましょう!

2 整容の介護

それでは実際に整容の介護を行うときに必要な手順やポイントをご紹介していきます。

項目ごとのポイントはもちろんありますが、まず先に大まかな「身だしなみ」の介助の2つのポイントをご紹介します。

以下の通りです。

  1. 高齢者自身で出来ることは自分で行う
  2. 毎日の生活で繰り返すことなので無理なく習慣づけて行えるように工夫する

それではこれらを踏まえた上で1つ1つの動作のポイントです。

  • 洗顔→顔だけではなく目、鼻、耳の汚れも取り除く
  • 目→手を綺麗にしてから目やにをお湯を浸したガーゼなどで拭き取り、目頭や目尻はタオルの面を変えながら拭く
  • 鼻→お湯で濡らしたタオルやオイルを染み込ませた綿棒などで汚れを拭き取る
  • 耳→全体を蒸しタオルで拭き、綿棒でこまめに掃除をする
  • 爪→入浴後など爪が柔らかくなっている状態で行う
  • 整髪→まずは整髪を習慣づけて、自分で出来る場合と介助が必要な場合ごとに手順や適切な準備などを行う
  • ひげそり→蒸しタオルでひげを柔らかくして、そり終わったらタオルなどでかをを拭いて肌荒れ防止のケアも行います

これらをしっかり把握することで整容の介助がスムーズに行えますので、高齢者の身だしなみへの関心も高く保てるでしょう。

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3 衣類の着脱介護

衣類は体以外の身だしなみで最も身近なものです。

オシャレとしてだけでなく、紫外線対策や虫への対策など様々な役割も果たします。

また、衣服は「その人らしさ」を表現するのにとても大切です。

ですから先ほどご紹介したことと同じように、おろそかになってしまわないよう配慮して高齢者が前向きに過ごせるように配慮してあげましょう!

3−1 着脱介護の原則

衣服の着脱を介護するのには以下の点が重要になります。

  1. 衣類への価値観や習慣を理解する
  2. 動きやすい衣服など体の状態に合わせて選択する
  3. 自立して着脱ができるようサポートする
  4. 着替えに満足ができるようにサポートする
  5. 高齢者の社会性を維持、発展できるような服装を整える
  6. 気候や体調などに配慮した衣服を着れるよう援助する
  7. リハビリが必要な場合は連携をとる

3−2 着脱介護のポイント

続いて着脱介護に必要なポイントを動作ごとにご紹介していきます。

着脱前のポイントはこちらです。

  1. 高齢者の運動機能、認知機能を観察する
  2. 高齢者自身が自分で行える動作を把握する
  3. 室温調整など、着替えに必要な環境を整える

続いて着脱を実施する際のポイントです。

  1. 高齢者の当日の体調を観察する
  2. 着替えを行うことを伝え、了解を得る
  3. 用意した衣服が気に入るか確認し、気に入らなければ変更する
  4. 汗や汚れを拭き取り、清潔な状態にしてあげる
  5. 皮膚に疾患などがないか、状態を観察する
  6. 麻痺や痛みなどの状態に合わせた着替えの順番を設定する
  7. 衣服にシワなどがないか確認する
  8. 高齢者の運動能力に合わせた介助をする
  9. プライバシー面にも配慮する

最後に実施後のポイントです。

  1. 着替えに伴う疲労感の有無を観察し、必要であれば休憩を取る
  2. 脱いだ後の衣服を洗濯しやすいようにまとめておく
  3. 気温や室温などに衣服が合っているか高齢者の体調を観察して判断する
  4. これまで観察してきたことを記録、報告をする

このように着脱の介護にも様々な注意点が必要なのがわかりますね。

高齢者の気分や体調に左右されやすい問題でもあるのでデリケートな部分でもあります。

まとめ

今回は介護生活における整容、身だしなみについてご紹介しました。

高齢者が前向きに毎日を過ごしていけるようになる為にはもちろんですが、これらをきちんと行うことで外出への意欲もより湧いてくるかもしれません。

介護というものに向き合うことが少しでもストレスの少ないものになるように介助を行う側は献身的にサポートしていきましょう!

今回ご紹介したことが少しでも介護生活への参考になれば幸いです。

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