アルコール性認知症って?依存症との関わりや原因について知ろう!

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皆様は、認知症という病気についてどのぐらい知っていますか?

「病気のことなんてなってみないとわからない!」

「自分たちにはまだ遠い話だと思うし…。」

「もしかかっても周りが助けてくれるから大丈夫。」

その通りですよね。

でも、いつか身近な人や自分自身に関わってくる可能性は誰にだってあるのです。

もしかしたら近い将来に予想もしないタイミングで発症する可能性だって0ではないですし、助けてくれるかもしれないと思っていた方も詳しく知らなくて困ってしまう…なんていうこともあるかもしれません。

それならあらかじめ知識を備えておけば万が一自分たちの身に起こったとしても対処ができるかもしれませんよね?

健康の大切さは健康でなくなってからわかるとも言いますが、それはある意味認知症などの病気などが皆様にとって身近なものだという認識が少ないからかもしれません。

高齢化社会となって介護人口が増加していく中で、認知症などの高齢者にまつわる病気の発症率も増えていくことでしょう。

その中で、皆様にとっても身近な存在の「あるもの」によって発症する認知症について今回はご紹介します。

あるものとは、お酒です。

認知症にはお酒によって発症する「アルコール性認知症」というものがあるのです。

「アルコールと認知症が本当に関係あるの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

そんな疑問をバッチリ解消するために、今回はアルコール性認知症について詳しく掘り下げていきましょう!!

画像出典:https://ansinkaigo.jp/knowledge/2597

1 アルコール性認知症とは?どんな原因でなるのか?

それでは初めに、アルコール性認知症とは一体どのようなものなのかについて触れていきたいと思います。

アルコール性認知症とはその名称の通り、アルコールを摂取しすぎることによって脳が萎縮してしまって起こる認知症です。

アルコールを飲み過ぎてしまうと脳梗塞などを発症してしまう症状のほか、ビタミンB1が不足してしまい栄養障害を起こしてしまいます。

これらの症状によってアルコール性認知症になってしまうとされています。

脳梗塞や栄養障害といった要因がなくてもアルコールを摂取しすぎるだけでも脳が萎縮してしまうので認知症に繋がってしまう可能性が高くなるとされています。

2 アルコール依存症とは違うのか?

2-1 アルコール依存症との関わりは?

アルコール性認知症とアルコール依存症は違うのでしょうか?

アルコール自体が依存性の高いものとされており、摂取しすぎるともうそれがないとダメ!といった状態になってしまいます。

そういった依存性の高いものを摂取することがやめられなくなることを「依存症」と呼びます。

アルコール依存症の全体の20%が高齢者とされており、そのうちの40%に認知症の症状が見られるというデータが出ています。

アルコール依存症になるとアルコールを摂ることに執着してしまい、それがそのまま前述したアルコールの過剰摂取による脳の萎縮に繋がってしまうので、アルコール依存症と認知症との関連性は強いと言えます。

アルコール依存症だけでなく、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症を合併する可能性もあるとされているので依存してしまう前にアルコールとの距離感を保っておくのが間違いなく吉でしょう。

2-2 これに当てはまるとアルコール依存症!

アルコール依存症であると診断される基準がありますのでご紹介します。

アルコール依存症の基準としてあるのが主に、

  • 飲酒に対する願望が強い、または強迫感がある
  • 飲酒に対する行動の抑制が困難(飲みすぎる、飲み始める時間や飲み終わる時間がルーズになる)
  • 飲酒の量を減らしたり絶ったりすることでイライラしたり発熱や不眠などの異常が出る
  • 飲酒の量が過度に増えてくる
  • 飲酒の時間が家族との時間や趣味の時間よりも優先度が高くなる
  • 体に異常が出たり経済的な問題などが起きているにも関わらず飲酒がやめられない

これらのうち3つ以上を1ヶ月以上継続してしまうとアルコール依存症である可能性が極めて高い状態であると言われています。

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3 アルコール性認知症になるとどんな症状が出るのか?

先ほど触れた脳梗塞やビタミンB1の不足によって起こる「ウェルニッケル・コルサコフ症候群」という症状が現れます。

ウェルニッケル・コルサコフ症候群とはどんなものかというと、認知症に見られる記憶障害や見当識障害が見られることで、主に、

  • 何度も同じことを聞いてしまう
  • 現在の日付がわからなくなってしまう
  • 片付けたものの場所がわからなくなってしまう
  • 今までの体験や経験がすっぽりと抜けてしまう
  • それによって人と話が噛み合わなくなってしまう
  • 普段できていた家事などのやり方を忘れてしまう
  • 忘れていることが多くなって作り話をすることが増えてしまう
  • 言葉の意味がわからなくなってきて意思の疎通が難しくなってしまう
  • 時間や話している相手のことがわからなくなってしまう
  • 家族以外の人のことを認識できなくなってしまう
  • 幻覚や幻聴などの症状が出てくる
  • 興奮しやすく攻撃的になる
  • 歩行困難の症状が出てくる
  • 自分の行動を抑えられず人のものを盗んでしまうようになる
  • うつのような症状が出ることもある

などといった症状が見られ出します。

楽しく飲むものであるはずのお酒なのに、飲みすぎるだけでこんな症状が出てしまうと考えると恐ろしいですね…。

症状が出てから注意することよりも、こういった症状が出る可能性を加味した上でお酒を飲むように心がけましょう。

4 アルコール性認知症の治療法はどんなものがあるのか?

アルコール性認知症を発症してしまった場合、どのような治療を受けるのが良いのでしょうか?

ここではアルコール性認知症とアルコール依存症の治療法について合わせてご紹介していきます。

4-1 アルコール依存症の治療法

それではまず、アルコール依存症の治療法についてご紹介していきます。

アルコール依存症は4つのステップごとに治療を進めていくのが特徴です。

その4つのステップはこちら↓

  1. 導入期…アルコール依存症であることを認識してもらい、動機付けをすることで治療に前向きに取り組めるよう医師や家族が働きかける
  2. 解毒期…治療への動機付けを強化しながら断酒を始めるのと同時に離脱症状などの診断も行っていく(約3週間)
  3. リハビリテーション前期…解毒期で症状がある程度治ってから飲酒に対する精神療法や退院後の生活に向けたトレーニングを始めていく(約7週間)
  4. リハビリテーション後期…退院後に専門の施設や抗酒薬や依存症患者が集まるグループ活動などに参加して断酒を継続的に行えるような活動をする(半年〜1年ほどの再発防止の投薬もあり)

お酒を飲みたい!という欲求から少しずつ離れていけるよう入院しながら治療を行っていきます。

また、患者さんの行動や考え方を分析して修正をする「認知行動療法」や、患者さんの飲酒に対する気持ちを支えながら治療を行う「心理社会的治療」があります。

4-2 アルコール性認知症の治療法

それでは次に、アルコール性認知症の治療法についてご紹介します。

アルコール依存症の場合と同様に入院してまずは断酒から始めていきます。

アルコールの過剰摂取は脳細胞にダメージを与えてしまい、完全な回復はできないとされています。

断酒には脳細胞が受けたダメージが進行しないよう食い止める効果があるので、完治はしないまでも症状が改善に向かう可能性があります。

また、アルツハイマー型認知症に効果があるとされている「アリゼプト」といった薬物による治療法もあります。

5 もし身近な人がアルコール性認知症になったら?

皆様の周りにいる人がもしアルコール性認知症になってしまったら治療のほかに何をするべきなのでしょうか?

ここではアルコール性認知症患者への接し方や対策についてご紹介します。

主な対策や接し方として挙げられるのが、

  • 飲酒に関する生活習慣を改めるよう呼びかける
  • アルコールを多量に摂取している方にはアルコール性認知症の可能性が高いことを認識した上で接する
  • 症状の悪化や合併症が見られる前に早期治療を開始する
  • 孤独による寂しさからお酒に逃げてしまうことがあるので患者さんをなるべく1人にしない
  • 眠れないからといってむやみにお酒を飲まないようにする
  • 運動や睡眠などの生活習慣を適したものに整えていく

などがあります。

発症してからの対策としてはもちろん、予防法としても効果を発揮するので、身近な人でお酒を飲み過ぎてて心配…という方がいるようでしたら本人の同意の元に実践してみてもいいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は認知症の中からアルコール性認知症についてピックアップしてご紹介してきました。

ほかの認知症と大きく異なる点は、

「身近なものの摂取によって発症する可能性がある」

というところでしょうか。

アルコール性認知症はお酒によって発症する可能性が高くなるもので、過剰摂取によって若い方にも発症が有り得るというのも恐ろしいところです。

65歳以上の高齢者の場合だと介護保険が適応されますが、それ以下の場合だとアルツハイマー型やレビー小体型といった特定疾病しか対象にならなくなってしまい、アルコール性認知症のような中毒性疾患は保険適応外になるので合わせて理解しておきましょう。

身近なものであるがゆえに気軽に摂取することができる反面、過剰摂取してしまうと取り返しのつかないことになる可能性が非常に高くなります。

発症後ももちろんですが、やはり一番は発症前の予防でしょう。

今回ご紹介した内容を参考に、身の回りの高齢者やアルコールをよく摂る方に対しての注意喚起や予防への協力は惜しまないようにしましょう!

アルコール性認知症になってしまう方が皆様の周りにどうか現れないよう、今回の内容が皆様にとって有力な情報となれますように。

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